
初めての一人暮らし。自由な生活にワクワクする一方で、家事やお金の管理など、すべてを自分でこなす大変さを痛感する方も多いのではないでしょうか。なかでも毎日の食事は、健康と家計を左右する大事な要素です。
「外食ばかりで出費がかさむ」「自炊しても逆に高くつく気がする」──そんな声をよく耳にしますが、実はちょっとした工夫で、無理なく食費を抑えることができます。
今回は、実際に一人暮らしを始めた人たちの声をヒントに、食費を節約しながらもきちんと食べるための「自炊のコツ」をご紹介します。
冷凍庫を味方に。下ごしらえの「冷凍ストック術」
一人暮らしの自炊で最大の敵は、「食材を使い切れずに腐らせてしまう」こと。これを防ぐには、冷凍保存をうまく活用するのが鉄則です。
たとえば、ひき肉や鶏むね肉は使いやすい量に分けてラップで包み、冷凍庫へ。野菜もカットしてから冷凍すれば、調理時間も短縮できます。さらに、味付きの冷凍おかずを「作り置き」しておけば、帰宅後すぐに食事の準備が可能。食材のムダを減らし、外食の回数も自然と減っていきます。
「週末まとめ買い」で無駄をなくす
コンビニやスーパーに頻繁に立ち寄ると、つい予定外の買い物をしてしまうもの。週に一度、まとめて買い物する習慣をつけることで、衝動買いを防ぎ、食材を計画的に使い切ることができます。
コツは、「主菜(肉・魚)+副菜(野菜)」の組み合わせを3〜4パターン考えてから買い物に行くこと。無計画な買い出しを避けることで、必要以上にお金を使うことがなくなります。
「1品だけ作る」でも立派な自炊
「毎回ちゃんとした食事を作らなきゃ」と思い込むと、自炊が面倒になってしまいがちです。でも、一人暮らしの食事はもっと気軽でいいのです。
たとえば、「炒飯だけ」「野菜スープだけ」でも十分立派な自炊。そこに冷凍の惣菜や納豆、即席みそ汁を組み合わせれば、栄養もバランスも取れます。完璧を求めず、“ほどほど”を目指すことが、続けるコツです。
自炊に使える「便利アイテム」を味方にする
自炊のハードルを下げるには、便利グッズを取り入れるのもおすすめです。たとえば、電子レンジでご飯を炊ける容器や、まな板なしで使えるカット野菜、洗い物が減るワンパン調理アイテムなど。
「調理が面倒」「片付けが億劫」という気持ちを減らせば、自炊がグッと身近になります。暮らしの工夫で食費が下がると、家計にも心にもゆとりが生まれます。
食費の目安を決めておく
目標があると節約は続けやすくなります。目安としては、月の食費を1万5,000円〜2万円以内に設定すると、無理のない範囲でやりくりが可能です。毎週の使える予算を決め、レシートを取っておくだけでも、自分の使い方の傾向が見えてきます。
また、食費の記録は「使いすぎた日」よりも「工夫できた日」に注目して、ポジティブに捉えることが長続きのコツです。
一人暮らしは、暮らしの“土台”を整えるチャンス
自炊は食費を抑えるためだけでなく、「自分の生活を自分で整える」という、暮らしの土台作りでもあります。少しずつ、できることから始めてみることで、家計も健康も安定し、住まいで過ごす時間に安心感が生まれます。
不動産会社として私たちは、皆さまが自分らしく暮らせる住まい探しをサポートするだけでなく、住み始めたあとの“暮らしの質”も大切にしたいと考えています。
快適な住まいで、気持ちよく、そして楽しく自炊生活をスタートしてみませんか?