
きれいに片付いている部屋でも、どことなく寂しい、おしゃれに見えない、ということはありませんか。
そんなとき、植物を1つ置くだけで部屋の印象がガラッと変わります。今回はグリーンがもたらす効果や取り入れ方について解説します。
グリーンがもたらす効果
グリーンの色には癒しの効果があることは広く知られていますが、実際に気持ちを安定させ、心身ともにリラックスさせる効果があるといわれています。目に受ける刺激が少ないため、眼精疲労の緩和にも役立ちます。植物を育てることで、ストレスが軽減されると感じる方も多いでしょう。グリーンを飾るだけで温かみが感じられ、空間がぱっと華やかになります。
光が当たれば、光合成によって二酸化炭素を吸って酸素を吐き出します。植物の中には有害物質を吸収する働きをするものあり、天然の空気清浄機のような役割も果たしてくれます。忙しい方なら、手軽に取り入れられるフェイクグリーンもおすすめです。
本物と見間違えるほど精度が高いものも数多く登場しています。グリーンの色が与える効果はフェイクグリーンも変わりません。近年では光触媒などの加工によって、有害物質を吸収したり、抗菌や消臭効果を持つものもあります。
かんたんDIYでグリーンを飾る
次にグリーンの取り入れ方に見ていきましょう。
置く
一番に手軽に取り入れられるのが「置く」方法です。部屋のシンボルとなるような大き目の観葉植物を置くこともあると思いますが、重くて移動が大変ですよね。鉢の大きさに合わせたキャスター付きの花台をつくり、そこに置くとスムーズに動かせます。
ただ置くだけでなく、ラダーシェルフやプランタースタンドを用いて高低差をつくると空間に広がりが生まれ、視覚的にも楽しめます。どちらも木材を組み合わせて、比較的簡単につくることができます。
掛ける
有孔ボードやパネル、ワイヤーラックなどを使って壁に「掛ける」方法もあります。植物を垂らすことで縦に空間が広がり、部屋のポイントとしてもおすすめです。
吊るす
空間をぐっとおしゃれな雰囲気にしてくれるのが「吊るす」方法です。天井にライティングレールを設置すると、複数の植物を吊るすことができます。ハンガーやワイヤーを使えば、もっと手軽にできます。
重さが気になる場合は、ブリキ缶などをリメイクして鉢に使うのもいいですね。高い場所なら、小さい子どもやペットがいても安心して飾れます。
部屋にグリーンを飾ると、空間だけではなく、心にも彩りが生まれます。自分好みの植物をぜひ取り入れてみてください。