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共働き世帯は年々増加しており、最近では全体の7割近くとなっています。働く女性が増える中でよく聞かれる問題として「家事の分担」があります。
今回は共働き世帯の家事分担の実態や、家事分担を可能にする住まいのコツをご紹介します。

共働き世帯の家事負担の実態

内閣府が「共働き夫婦の1日当たりの家事等時間」を調査しています。
その結果によると、妻がフルタイム就業の場合、仕事のある日は夫の約2倍、休日は約1.7倍の時間を家事に費やしているとあります。妻がフルタイム以外の場合、仕事のある日は夫の約7倍、休日は約4倍とかなり大きな差がある結果となっています。
6歳未満の子どもを持つ世帯では全体の家事時間が増加していますが、夫婦間の差はわずかしか縮まっていません。
就業時間の差はありますが、妻が家事や育児に多くの時間を割いているのが現状です。

共働き世帯の家事分担

同じく内閣府が行った「夫婦の家事分担割合」の調査によると、妻は7割程度、夫は3割程度と回答しています。
しかし、洗濯や食事の片付けなど、家事の内容によってその割合は異なります。手間のかかる家事を妻ばかりが担当していては、家事の負担は軽減されませんよね。
また、家事には名前もないような細々としたこと、いわゆる「名もなき家事」がたくさんあります。この名もなき家事は気づきにくいため、結果的に妻の家事負担が大きくなっているといえるでしょう。

上手に家事を分担する住まいのコツ

夫婦で家事の分担を話し合うことももちろん大切ですが、家事が自然とスムーズにできるような住まいにするのも一つの方法です。そのためにはまず家事動線や生活動線を見直しましょう。家事動線が短くコンパクトにすれば、家事の効率も上がり時短になります。
キッチンを広めにしたり回遊動線にすることで、夫婦で同時に家事を行うこともできるので、夫の家事への参加を促せるかもしれません。家族それぞれに収納スペースを用意して自分で管理するようになると、妻の負担も軽減され物の場所が分からなくなることも減るのではないでしょうか。

妻と夫では家事に対する認識のずれがあり、お互いに不満が募ることも少なくないでしょう。
家事には分類できない「名もなき家事」も数多く存在します。お互いに感謝の気持ちを忘れずに、忙しさの中でも夫婦や家族でコミュニケーションを取ることが大切だと思います。