家の中心ともいえるリビングは、忙しい毎日の中でも家族とくつろげる憩いの場所です。いちばん長い時間を過ごす場所でもあるので、落ち着いてリラックスできる空間にしたいですよね。自然と家族が集まるような、心地よいリビングをつくるヒントをご紹介しましょう。
全体の色を抑える
部屋の雰囲気をつくるうえで色の効果は重要な要素の一つです。温かく穏やかな空間にするなら、全体的にやわらかなトーンでまとめると良いでしょう。壁紙や床材など面積の大きいものから決めていくと、部屋全体がイメージしやすくなります。物足りないと感じるときは、クッションなどのファブリック製品や小物などでアクセントになるような色を入れると、華やかさがプラスされおしゃれな雰囲気になります。
質感・素材感を大切にする
同じ色でも素材が異なれば、印象はまったく違うものになります。無機質なものよりもナチュラルなものの方が明るく和む雰囲気になります。ポイントで異素材同士を組み合わせると、メリハリが効いて魅力的かもしれませんね。フワフワとした柔らかいイメージのファブリック製品も、ホッとするような空間づくりに似合うアイテムです。
空間にゆとりをもたせる
リビングは他の居室よりも広いことが多いため、ついいろいろと置きたくなるのですが、あえて何もないスペースをつくり空間にある程度「ゆとり」をもたせることで、圧迫感がなく部屋を広く感じることができるでしょう。ローテーブルなど背の低い家具を用いると、落ち着いた雰囲気をつくることができます。
実用性を考慮する
デザイン性やおしゃれな雰囲気を意識するだけでなく、動線や安全性など実用的な面も考慮しましょう。動きやすくなるように家具の配置を工夫したり、ライフスタイルを考え機能的な家具を置くと、居心地のよさがアップします。
散らかさない
過ごす時間が長く家族が集まる場所のため、つい物が多くなってしまいます。せっかくの素敵なリビングでも、散らかっていると落ち着かず、ストレスの原因にもなりかねません。心地よい空間を保つために、物の定位置を決めて整理整頓を心がけましょう。
清潔な状態をキープする
「散らかさない」ことにもつながりますが、すっきりと片付けることで掃除もしやすくなり、より快適なリビングになります。
照明を工夫する
照明の種類や色を工夫することで、落ち着いたくつろぎの空間を演出することができます。主となる天井の照明だけでなく、フロアライトやブラケットライトなど間接照明を取り入れると良いでしょう。用途に合わせて選べる「調光調色タイプ」の照明もおすすめです。
目的に合ったソファを選ぶ
リビングの主役となり得るソファは、居心地のよさを左右する重要なアイテムです。座ってお茶を飲む、寝転がってくつろぐ、など目的に応じた、座り心地のよいソファを選びましょう。
花や観葉植物を飾る
植物には人を癒す効果があり、自然を感じることでリラックスできます。季節の花や空気清浄効果のある植物を飾ると、清々しく人の心にも潤いを与えられるでしょう。
小物で彩る
全体的に心地よく落ち着いたリビングができたら、小物で好きなテイストや個性を表現するのもおすすめです。家族の写真や思い出のものを置いたり、好きな絵を飾ったり、自分らしい空間にすることで、心もくつろぐことができるでしょう。
忙しい毎日の中で、リビングで家族の笑顔を見るとホッとする、そんな空間はちょっとした工夫でより温かいものになりますよ。