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近年、新築マンションの管理費や修繕積立金が上昇しています。管理費や修繕積立金は毎月支払うものなので、購入者にとっては非常に大きな問題です。

ここでは、管理費や修繕積立金がどれくらい高くなっているのか、その理由は何なのか確認していきましょう。

管理費や修繕積立金は近年上昇傾向

首都圏の新築マンションは、管理費や修繕積立金が近年上昇傾向となっています。東京カンテイによると、管理費は2015年以降5年連続、修繕積立金は2016年以降4年連続で上昇しています。

●管理費の平均坪単価
・2010年:16,116円
・2011年:15,813円
・2012年:15,633円
・2013年:15,807円
・2014年:15,104円
・2015年:15,567円
・2016年:16,089円
・2017年:16,815円
・2018年:17,838円
・2019年:19,085円

●修繕積立金の平均坪単価
・2010年:6,410円
・2011年:6,527円
・2012年:6,644円
・2013年:6,821円
・2014年:6,751円
・2015年:6,744円
・2016年:6,938円
・2017年:7,286円
・2018年:7,471円
・2019年:7,826円

管理費は5年で約3,500円、修繕積立金は4年で約900円も高くなっていることがわかります。2010年から2019年で見ても、管理費と修繕積立金合わせて約4,400円も上昇しています。

修繕積立基金についても2015年以降5年連続で上昇しており、10年間の上昇率は44.7%(419,913→607,811円)にもなります。

また、戸数規模別の管理費は、50戸未満が高く、200〜300戸以上のマンションだと安くなる傾向があります。ただし、500戸以上になるとタワーマンションであることが多いため、必ずしも戸数が多いことが、管理費・修繕積立金の安さにつながっているわけではないようです。

管理費・修繕積立金が上昇している理由

管理費や修繕積立金は、新築マンション価格と連動しています。以下は、首都圏新築マンションの価格(坪単価)推移になります。

・2010年:235.7万円
・2011年:231.2万円
・2012年:233.3万円
・2013年:240.4万円
・2014年:242.8万円
・2015年:269.5万円
・2016年:280.6万円
・2017年:296.5万円
・2018年:312.5万円
・2019年:328.2万円

上記のとおり、2015年以降、価格は大幅に上昇しています。

管理費や修繕積立金が高くなった理由は、以下2点あります。

・大手デベロッパーのシェアが拡大してハイグレードマンションが増えた
・建築費用や人件費高騰により、維持管理のコストも高くなった

ハイグレードマンションは維持管理コストが高くなるため、管理費や修繕積立金は一般的なマンションより高くなります。また、業界全体のコスト高の影響を受けて、維持管理費用も値上がりしたことが考えられます。

このような理由から、新築マンションの管理費・修繕積立金の金額が年々上昇しており、費用負担が大きくなっています。

管理費や修繕積立金が一気に安くなることは考えにくいため、今後もしばらくは上昇または横ばいで推移しそうです。