
一人暮らしを始めるとき、「部屋が狭いからおしゃれにはできない」と感じていませんか?
しかし、限られた空間でもアイデア次第で、快適でセンスのある暮らしをつくることができます。
今回は、27㎡というコンパクトなワンルームで実現した、遊び心と機能性を両立させたインテリアの実例をご紹介します。
空間を仕切らない「見せるレイアウト」
ワンルームでは、間仕切りを使って空間を区切るよりも、あえて全体を開放的に保つことで広さを演出できます。ベッドやソファを壁際にまとめ、中央はあえて空けておくことで、窮屈さを感じさせない空間に。背の高い家具を避け、ローボードや床置きのアイテムを使えば、視線が抜けてより広く見せる効果も。
「お気に入り」を主役にする配置術
27㎡という面積でも、自分の好きなものを目に入りやすい位置に置くことで、部屋全体が自分らしい空間になります。
たとえば、レコードプレーヤーやアートポスター、テーブルランプなど、好きなモノをあえて見せる収納で配置。お気に入りのアイテムが視界に入るだけで、暮らしの満足度がぐっと上がります。
色と素材で“遊び心”をプラス
壁や家具はシンプルにまとめながらも、クッションやラグ、カーテンなどのファブリックで色や柄を取り入れると、部屋全体にアクセントが生まれます。とくに淡いピンクやグリーンなど、優しいトーンのカラーは空間に温もりを与え、ほどよい遊び心を演出します。木やアイアンなど異素材を組み合わせると、視覚的にも奥行きが出て、表情豊かな部屋に。
スペースを有効活用する収納テク
ワンルームで快適に暮らすには、収納計画がカギです。ベッド下やソファ下に収納ケースを入れるのはもちろん、見せる収納と隠す収納を上手に使い分けましょう。例えば、オープンラックには本や植物、キャンドルなどを配置して魅せる一方、キッチン周りや衣類は布や扉で目隠し。整理整頓がしやすく、生活感を抑えたインテリアが完成します。
照明で空間にメリハリを
天井のシーリングライトだけでは味気ない印象になりがち。スタンドライトや間接照明を取り入れて、柔らかい光で空間を包み込めば、夜の時間がより落ち着いたものになります。照明の配置ひとつで「リビングゾーン」と「寝室ゾーン」のように、空間を自然に分けることもできます。
“ひとり時間”を楽しむ仕掛けを
コンパクトな部屋でも、自分だけの「居場所」をつくることは可能です。たとえば窓際に小さなカフェテーブルを置いてコーヒーを楽しんだり、ベッド横に小さな本棚を置いて読書コーナーにしたり。日常のなかに“特別な時間”を持てる工夫を散りばめると、一人暮らしがもっと充実します。
まとめ
27㎡という広さは、一見すると手狭に思えるかもしれませんが、工夫次第でおしゃれにも、快適にも変えられます。
家具の配置や照明の使い方、収納の工夫など、一つひとつの選択が住まいの質を左右します。今回ご紹介したような「遊び心」と「アイデア」を取り入れて、自分だけの素敵な暮らしを叶えてみましょう。
これからお部屋探しをされる方も、広さだけでなく「自分らしく暮らせる空間かどうか」に注目してみると、新しい住まい選びがもっと楽しくなるかもしれません。