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「古いエアコンは電気代がかかる」という話を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。そう聞いて買い換えを検討しながらも、エアコンは家電の中でも高額なものなので躊躇してしまうこともあるでしょう。家電の技術の進歩は目覚ましく、最新のエアコンにはさまざまな新しい機能が加わっています。10年前と現在のエアコンでは、電気代はどれくらい違うのでしょうか。機能も合わせて具体的にみていきましょう。

電気代を比較しよう

環境省のサイトを見てみると、エアコンを買い換えると「10年前と比べて-4%」、電気代が安くなるとあります。テレビや冷蔵庫など他の家電が「30~43%」も安くなるとあるので、エアコンの電気代は10年前とあまり変わらない印象です。同じ環境省のサイトで、電気代比較のシミュレーションをしてみました。同じメーカーの同じ適応畳数で、いくつかのエアコンを比べた結果、「2010年製」と「2020年製」の電気代の違いは、年間でも「4,000~7,000円ほど」でした。「思っていたよりも変わらない」と感じるのではないでしょうか。もちろん、エアコンの消費電力は、状況によって異なります。地域によっても違いますし、年数の経過による劣化や汚れの付着などの理由から、本来の性能を十分に発揮できていないことも考えられ、使用頻度や夏場・冬場の設定温度によっても大きく変わります。最高クラスのエアコンなら省エネ性能にも優れているので、実際にはシミュレーション以上の差が出る可能性もあるでしょう。

しかし、エアコンは高額な商品なので、前述のような電気代の価格差ではなかなか買い換えを思い立つことは少ないかもしれません。エアコンを製造しているメーカーは、製品販売から約10年間は修理するための部品を保持していなければいけないと法律によって定められています。その理由からか、多くのメーカーは標準使用期間を10年としており、それを過ぎると壊れても修理ができない可能性が高いということになります。内閣府の2021年の調査によると、エアコンの平均使用年数は13.2年とあるので、実際には標準試用期間より長く使用している人が多いようですが、エアコンをこまめにクリーニングすることも大変ですし、電気代以外にも性能の劣化などを考えると、10年を一つの目安として考えてもいいでしょう。

機能面も進化している

家電は常に進化しており、最新のエアコンには省エネ性能以外にもさまざまな機能が備わっています。主なものをご紹介します。

空気清浄機能

空気中に、ほこりや汚れなどをエアコン内部のフィルターでキャッチして除去をおこなう機能です。キレイな空気で快適な空間をつくり、体調管理にも役立ちます。各メーカーとも力を入れている機能です。

イオン機能

プラズマクラスターやナノイーなど、イオンで空気中に浮遊するウイルスやカビ菌、花粉などを抑制する機能です。ニオイの除去もできるので、タバコを吸う方やペットがいる家庭にもおすすめです。

フィルター自動清掃機能

エアコンの運転終了後、フィルターが汚れたら自動で掃除する機能です。エアコンの掃除は大変なので、魅力的な機能として人気があります。最新の機種では、フィルターだけでなく、エアコンの内部も掃除してくれるものや、汚れが付かないように内部に特殊なコーティングを施したものもあります。

除湿機能

除湿をおこなう機能で、梅雨時期など湿気が気になる時期の不快感を軽減することができます。室温をあまり下げずに除湿できる機種もあり、冷やしすぎないので体に優しく、快適な除湿を行えます。

人感センサー機能

人がいるところを検知して、冷暖房をポイントごとにコントロールすることで、無駄を省いて効率よく使用することができます。省エネにつながることを考えれば、家計にも優しい機能といえます。

スマホ連携機能

エアコンを、スマホアプリと連携させて操作する機能です。スマホから遠隔で操作できるため、電源を切り忘れたときや帰宅前に部屋を快適にしておきたいときなども、外出先から操作でき大変便利です。家電の新しいスタンダードになり得る、注目の機能です。

AIで温度を自動調節する機能

搭載されたAIが、人や部屋の状態をセンサーで検知し、温度を自動で調節してくれる機能です。使うほどに、好みの運転やリモコン操作を記憶・学習し、先回りして快適な温度に整えてくれるようになります。

今回は、10年前のエアコンと最新のエアコンの比較をみてみました。本体価格や交換にかかる費用を考えると、単純に電気代の差額だけで決断するのは難しいかもしれません。しかし、エアコンは常に進化しているので、前述のような新しい機能がどんどん付加されています。メーカーによっても特徴があるので、取り付けたい部屋や用途に合わせて、さまざまな機能から選ぶことで快適に過ごすことができるでしょう。