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家庭内で使用する代表的な暖房設備として、エアコンや床暖房が挙げられます。特に最近は新築の物件には床暖房が設置されていることが多く、今ではエアコンに次いで多く利用されている暖房設備となっています。
この床暖房とエアコン、どちらが燃費良く光熱費を節約できるのか。また、光熱費を節約するためのポイントをここでお伝えしていきます。

1.床暖房の種類

まず、床暖房の種類をご説明します。

電気式床暖房

電気式床暖房は、「蓄熱式」「PTCヒーター式」「電熱線ヒーター式」の3種類があります。蓄熱式は熱を予め蓄えて、深夜電力を利用して節電できます。ヒーター式はヒータを熱して床を暖めます。
PTCヒーター式はセンサーで温度の調節を行い、節電できます。
電熱線ヒーター式は設置費用が安い代わりに、節電が難しくランニングコストが高い特徴があります。

温水式床暖房

温水式床暖房は、主に「温水式電気床暖房」と「温水式ガス床暖房」があります。

温水式電気床暖房は家や建物内に配管を張り巡らせ、その中に温水を循環させて建物ごと温めます。深夜電力を利用して節電できますが、設置費用が高いです。
温水式ガス床暖房はガス給湯器でお湯を沸かし、そのお湯を循環させて建物内を温めます。迅速にあたたまるという特徴があります。

2.床暖房とエアコンの光熱費はどうなっている?

肝心の床暖房とエアコンの光熱費を比較してみましょう。
温水式のガス床暖房の場合、起動と運転を合わせて1日8時間の利用でおよそ130円かかります。
一方、エアコンの場合は2020年前後に発売された8畳ほどのエアコンを1日8時間動かした場合には、115~130円ほどです。つまり、光熱費にそれほど大きな違いはありません。

3.床暖房の光熱費を抑えるには

床暖房の光熱費を抑えるためには、まず室内の気温を下げすぎないことそして暖房の熱伝導効率をきちんと上げていくことを考えていきましょう。
室内の気温を下げないための工夫は、部屋の密閉率を高めることです。冬は窓の隙間にテープを貼ることで外気の侵入を防ぎ、室内の気温の低下を防ぐことができます。可能であれば二重窓を設置すると外気の影響を受けにくくなり、室温を高く保つことができます。
また床暖房の上の部分に家具などを置いてしまうと、床暖房から発生した熱が家具や家電に伝わっていってしまうので、床全体を暖めるためのエネルギー効率が悪くなってしまいます。そのため、床暖房の上には家具や家電を置くのは避けましょう。
こういった点に気を配っていけば、少ない電気代でも床暖房で冬を快適に過ごすことができるでしょう。