colum2020-07-01

コロナ禍での不動産取引

新型コロナウイルスの影響で、首都圏中古マンションの成約件数は前年から50%超マイナスになるなど、大幅な落ち込みを見せています。

ここでは、緊急事態宣言が出た4月の不動産取引状況について見ていきましょう。

新型コロナウイルスの影響で不動産取引は大ダメージ

新型コロナウイルスの影響で、中古マンションや中古戸建、新築マンションなど、あらゆる不動産取引は大打撃を受けています。

全国宅地建物取引業協会連合会 不動産総合研究所の「不動産市場動向データ集」(2020年5月)によると、以下のようにほとんどの数値が前年から大幅下落しています。

・新築マンション(首都圏)供給戸数:前年比−51.7%
・新築マンション(近畿圏)供給戸数:前年比−61.4%
・中古戸建(首都圏)成約件数:前年比−41.5%
・中古戸建(首都圏)成約平均価格:前年比−12.5%

コロナ禍で不動産取引は大きく落ち込んでおり、今後もしばらくはこの流れが続くと考えられます。

また、中古マンションの取引状況も大幅な落ち込みを見せています。

首都圏中古マンション成約件数は大幅な落ち込み

新型コロナウイルスの影響で、首都圏の中古マンション成約件数は大幅に下落しています。以下は、2020年1月〜4月の成約件数前年比です。

・1月:+0.5%
・2月:+7.6%
・3月:−11.5%
・4月:−52.6%

上記のとおり、3月から2ヶ月連続で前年を下回り、4月に関しては前年比−50%超の驚異的な落ち込みです。同時期の成約単価前年比は次のようになっています。

・1月:+9.4%
・2月:+2.8%
・3月:+0.2%
・4月:−4.5%

成約単価は15ヶ月振りに前年を下回る結果となっています。また、4月の新規登録件数は前年比−18%で、8ヶ月連速で前年を下回っています。

近畿圏中古マンションも前年比大幅マイナス

近畿圏の中古マンションについても、前年比で大幅マイナスとなっています。以下は、2020年1月〜4月の成約件数前年比です。

・1月:−7.2%
・2月:−1.6%
・3月:−3.4%
・4月:−41.9%

7ヶ月連続で前年を下回っていましたが、4月には−40%超の落ち込みです。成約単価についても、以下のように4月に前年比−5%となっています。

・1月:+4.7%
・2月:−2.3%
・3月:−0.9%
・4月:−5.0%

4月の新規登録件数は前年比−4.7%で、3ヶ月振りに前年を下回っています。

中古マンションを含め、ほとんどの不動産取引が前年比マイナスとなっています。新型コロナウイルスの影響は今後も続くと見られており、取引状況がさらに落ち込むことも十分考えられます。

マンションや戸建など売買を考えている方は、不動産会社と相談をして市場の状況を注視しながら進めていくようにしましょう。