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ガソリン価格は2021年頃から上昇傾向が続いています。価格上昇には、原油価格の高騰や円安、世界情勢や自然災害などさまざま要因が考えられます。運送業などの事業者はもちろん、日常生活において車が欠かせないという方も多いでしょう。
長期にわたるガソリン価格の上昇は、家計の負担はなっていると思います。この記事ではガソリン価格の推移やガソリン補助金の概要、今後の価格予想について解説します。

ガソリン価格の推移

過去5年間のガソリン価格の推移を見ると、2020年には一時120円台を記録していましたが、そこから上昇に転じ、多少の下落はあるものの3年以上もの間上昇傾向のままとなっています。
2024年2月時点でレギュラーガソリンの全国平均価格は、1Lあたりおよそ170円となっています。直近1ヶ月で見ると少し値下がりしていますが、長期的に考えると高止まりが続いている印象です。

ガソリン補助金とは

ガソリン補助金は、正式名称を「燃料油価格激変緩和補助金」といい、燃料油の卸売価格を抑制するための手当てを行うことで、消費者の負担低減を目的としています。2022年1月から実施され2023年9月に終了予定でしたが、2024年4月まで延長されました。具体的には168円から17円を超える分については全額補助され、17円以下の部分は60%補助されます。つまりガソリン補助金がなければ、今のガソリン価格は1Lあたり200円近いということです。対象となる燃料油は、ガソリン、軽油、灯油、重油、航空機燃料となります。
ガソリン補助金は燃料油の卸売業者に支給されるため、消費者に直接支給されるわけではありません。しかし、燃料の小売価格が抑えられることで、負担軽減という形で家計に影響を与えているといえます。

今後の価格予想

産油国はコロナウイルスの再拡大や原油価格の下落を懸念し、原油の増産には慎重な動きとなっています。
世界情勢を見ても、今後ガソリン価格が下がる要因は現時点ではあまり見られません。2024年4月まではガソリン補助金によってガソリン価格が調整されているので、1Lあたり175円程度が続くと予想されています。

先述のようにガソリン価格は変動が激しく予想は難しいのですが、一気に下落するといった可能性は低いように思います。
原油価格の高騰は、さまざまな分野にも影響を与えています。電気自動車などガソリン車以外の普及も進み、減税措置や補助金などもあります。これを機に検討してみるのもいいかもしれませんね。