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「フラット35Sの優遇金利が終わるけど、どうしたらいいの?」と、疑問を持っている方は、少なくないでしょう。優遇金利が終わると、一気に返済額が高くなる可能性があります。

ここでは、フラット35Sの優遇終了を迎えた場合の対処法について紹介しています。

フラット35Sとは

フラット35Sは、質が高い住宅を購入する場合に、通常のフラット35より一定期間金利が引き下げられたローン商品のことです。

省エネルギー性やバリアフリー性、耐震性、耐久性・可変性などの技術基準レベルが高い住宅に適用されます。2020年10月時点のフラット35Sは、フラット35の借入金利より年0.25%(5年または10年)も引き下げがあります。

金利が低くなれば返済金額が少なくなるため、大変お得なローン商品です。

フラット35Sの金利優遇が終了する人

2011年9月末までにフラット35Sの申し込みを済ませて資金実行された方は、当初10年間がフラット35の金利より1%低くなっています。

当時のフラット35の金利は2.5%前後でしたので、1%の引き下げにより1.5%前後(プラス団信)の金利が適用されています。しかし、フラット35Sの優遇期間は10年間なので2020年に終わりを迎えることになります。

継続よりも借り換え

フラット35Sの金利引き下げ期間が終了したら、

・優遇なしの金利で継続
・借り換え

の2つの選択肢があります。

2020年10月時点のフラット35の最頻金利は1.3%(金利範囲は年1.3%〜2.06%、返済期間21年〜35年)と、最初に借入れした頃よりも0.5%〜1%前後低い金利水準です。

金利が1%違えば、返済負担は大きく変わります。

以下は、ローン残高2,000万円、返済期間25年のシミュレーションです。

金利1.3%:毎月返済額78,121円 総返済額23,436,320円
金利2.0%:毎月返済額84,770円 総返済額25,431,142円
金利2.5%:毎月返済額89,723円 総返済額26,916,835円

このように、わずかな金利差でも返済額に大きな差が出ます。

借り換えをする場合は、金融機関の事務手数料や登記費用などのコストはかかりますが、優遇なしで継続するよりも安く済みます。

フラット35Sの優遇期間終了後は、現在のフラット35と金利を比較し、冷静に判断することが必要です。

早速、金融機関に相談をしてみよう!

2020年にフラット35Sの優遇期間が終了する方は、金融機関に相談をして継続と借り換えのシミュレーションを出してもらいましょう。

そうすることで、どちらが得か明確に知ることができます。

各世帯で状況が異なるため、早めに金融機関に相談をすることをおすすめします。